October 26, 2020

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 子供たちが宝探しをする冒険。

 まるでゲームのような、そんな映画だ。

 先達にインディジョーンズというのがあったから、コツは心得たものだったろう。

 そこに子供という要素が入った。

 子供たちの友情、青春といったら幼いが、そんな要素がある映画だ。

 後にスタンド・バイミーなどが続いて今では普通のことだが、昔は幼い子供など親子関係ぐらいでしか描かれない小道具のようなものだった。

 子供の目線で描かれた映画は少なかった。

 この映画にしても、宣伝レベルでは「大人も子供も楽しめる」と、ピントのズレたことを言っていた。




 困った親を子供が助けることになるハッピーエンド。

 ひたすら信じるということを忘れない子供たちは、幸運さえも自分たちへと引き寄せてゆく。

 予定調和のようなストーリーもまた楽しめる要素だ。


 しかしこの映画のように、現実を曲げて幸運を引き寄せるということは、まるで絵空物語という気もしない。

 
 信じ続けているとうまく回り始めるのは誰にでもあることだ。




 確かこの映画から本格的になったと思うが、テレビゲームと映画がタイアップするというビジネスはその後に大きく飛躍することになった。

 今では普通のことだが、映画というものはまだテレビゲームよりも大掛かりでしっかりした表現とされた。

 これに対し、ゲームは出来合いのプログラムに過ぎないと思われていた。

 今ではシナリオライターがいて、演出家がいるのが当たり前のゲームの世界だが、当時はそうしたことはほとんどされなかった。


 やがてテレビゲームが進化してゆくにつれ、こうした映画とのタイアップやゲームから映画が生まれたりと、渾然一体となってゆく。

 それをエンターテイメントと呼ぶなら、芝居やミュージカルはこうした動きに出遅れてしまった。

 よくも悪くもネットの影響であり、Netflixの隆盛につながってゆく。





 シンディーローパーのテーマ曲もヒットした。





(16:22)
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