June 2020

June 30, 2020

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 この映画が好きな人というのは歴史が好きなひとだろうと思う。

 イタリア・マフィアを題材にはしているがその一族、統率、裏切り、部下との信頼、あらゆる要素が日本の戦国武将にもあるように思えるから。


 戦国時代とイタリアマフィアの一番の違いは華やかさ、華美を日本は徒に求めることはなかったことか。

 パーティーや社交会の真似事はなかった。

 武将が祝宴を開いたとしても、各自が自由に振舞うようなことはなかったろうし、規律と緊張が常にあったと思う。

 下克上の時代があったと言われているが、それもマフィアのようなものではなかった。


 恫喝や恐怖による結束がいかに不安定なものかは我々はよく知っている。

  






(15:29)

June 29, 2020

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 ラッシュ・リンボーという名前を知っているだろうか。

 熱心に民主党の嘘と欺瞞を告発し続けてきた男だ。

 今も彼はラジオで発言し、正論を主張し続けている。


 彼と同じとは言わないが、トーク・レディオという番組の形態はアメリカで広く行われているものだ。

 この映画はそこで起きたパーソナリティ殺害事件という事実を題材に物語にしたものだ。

 圧倒的な緊張感を感じる演出。



 小さな州や街で、視聴者へ問題を投げかけ、視聴者からの電話を受け、マシンガントークをする彼らは、隠れた社会運動家でもある。


 トランプ叩きや黒人権利デモのように、工作が介入した世論誘導は真相を追求されない。

 特権的なメディアの地位を占め続けるため既存の大メディアは世論操作を隠そうとしない。


 トーク・レディオは、こうした誘導ではなく正面から視聴者と対峙する。

 今、既存メディアが権力であるかのように振舞いつつ、その匿名的な仮面を脱がないでいることとは対照的だ。


 トランプ政権の中国への批判に比例するように、奇妙なことに運動やデモが起きる。

 韓国ネットユーザーがいつもの原始的方法でトランプの政治集会の予約を占拠し、参加人数が少なくなるよう工作したことは事実だ。

 中国留学生のもとに中国共産党から黒人権利デモへの参加推奨のメールが来たことも公開された事実だ。


 今、「陰謀論に毒されている人々がいる」などと、既存メディアがまたしても必死にミスリードしているが、わが国のレンホーが中国国籍をまだ保持している疑いがあることは追求ない。

 これはマスメディアによる陰謀ではないのか。

 尖閣周辺を執拗に航行し威嚇する中国軍籍の船について報道しないことは陰謀ではないのか。

 






(13:27)

June 28, 2020

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 「ヒッチコックの鳥」という言い方をされることの方が多い。

 不気味に集まってくる鳥。種類も違い、襲われる場面もそれぞれだがみな鳥だ。

 演出は怖さをよく引き出しているし、名作のひとつだと言える。


 リメイクがほとんどされていないのは、それほど完成されたものがあるからだろう。

 リメイクをするぐらいなら、今の技術で不鮮明なフィルム部分やカキトリのようにみえてしまう背景との合成をもっと自然にするなどやることはあるだろう。

 なぜやらないのか不思議だ。

 


  
 

(17:06)